Q&A 基礎編

Q:KDPで電子書籍を出版するにあたり、原稿はどのようなものが必要ですか?
A:原稿は、デジタルデータで提供をお願いします。(手書き原稿は、原則お受け出来ません。)Text、Word、Google Documentなどで送信ください。

Q:原稿は校閲や校正などを行なってくれるのですか?
A:出版にあたり弊社では「校閲」を行いません。著者の原稿を原則そのまま電子書籍として出版致します。原稿文書の誤りや不備を調べ、検討し、訂正したり校正したりの作業は原則行なわないことが前提です。十分に留意ください。
原稿は十分に推敲を重ねた完成度の高いものを提出お願いします。
弊社では、電子書籍化にあたり「必要な編集」を行います。著者の方と相談したり提案したりすることは多様に生まれてきます。

Q:編集の特長は何かあるの?
A:弊社ではお送りいただいた原稿を全てHTML+CSSでEPUB3のフォーマットに整理してゆきます。実際には、Kindleの標準フォーマットであるmobi形式に配慮して編集します。これにより、美しく整った出版が実現します。また、長い期間に耐えることが期待できます。(HTML,CSSでの指定のない乱暴なフォーマットでの出版ではない)

Q:電子書籍はどうしたら読めるの?
A:アマゾンの電子書籍を読む方法 
  1. まず、アマゾンのアカウントを作ります。http://amazon.co.jp
  2. 電子書籍を読むにはタブレットかスマートフォンが必要です。パソコでは読めません。
  3. キンドル端末(Kindle PaperwhiteやKindle Fire)を持っていればそこから本を即座に購入して即座に読むことが出来ます。
  4. iPhone・iPad・iPod touch もしくは Android端末(スマートフォンもしくはタブレット)保有の場合は、Kindle無料アプリをダウンロードしてインストールします。
  5. 電子書籍の購入はパソコンから行うのが簡単です。パソコンなどから電子書籍を購入すると自動的に購入した本がKindleアプリに表示されます。複数の端末を持っている場合にはどの端末でも同じ本を読むことができます。一方で読み終えたページから次の端末で引き続いて読むことができます。自動的に読み終えたページを開いてくれます。
  6. ブックマークをつけたり、メモやハイライトしたりした箇所は全ての端末で同期します。
  7. 購入した書籍は、永遠にあなたの所有物としてアマゾンのサーバーに保管されます。
  8. 文字の大きさを調整したり背景色を自分好みに変更したりも出来ます。
  9. 電子書籍は、購入前に無料で全体の10%程度を読むことが出来ます。試し読みして気に入ったら購入ボタンを押せばいいわけです。
  10. 同じデータを様々な機器(リーディングシステムと呼びます)で閲覧するため、それぞれの見え方が機器により若干ずつ変わります(どの機器で見ても同じに見えるといことではありません。)特にAndroid OSの機器に関しては種類が多様であるため正常といえる表示がなされない機種も可能性としてありえます。予めご了承願います。標準はAmazon Kindleになります。
Q:KDPで出版するにはどの程度の費用がかかるの?
A:アマゾンの売り場にあなたの著作を並べておくのは無料です。本が売れた段階で、アマゾンは売上から65%もしくは30%の手数料を差し引いて行きます。(著者の販売リスクはゼロということです。)

Q:私の著作を電子書籍としてアマゾンの売り場に出すのにどの程度の費用がかかるの?
A:著作物の原稿の内容と完成度合い及びページ数によります。一応の目安としては、2〜5万円程度の料金と考えてください。まずは、こちらからご希望の概要をお知らせください。

Q:制作までの流れはどんなかんじ?
A:概ね以下のフロー図の内容です。
原稿を送付いただき、見積もりを提示致します。見積もりOKなら半額をお支払いいただきます。原稿の編集などを行い、アマゾンサイトへアップロード致します。確認の後、残額をお支払いください。お支払いは銀行振込、もしくはPaypalをご利用いただけます。(特に海外にお住まいの場合は、Paypalを利用いただくと便利です。)
 
Q:縦書、横書きでの出版は自由に選べますか?
A:はい、可能です。しかし、通常は横書きが適します。縦書での出版は小説や随筆のような図版・写真のほぼないものに適します。写真、絵、図版、表などが入る本の場合は横書きが適します。

Q: 数式や化学式などが入った原稿でも紙の印刷のように電子書籍で出版できますか?
A: 残念ながら、現在の電子書籍では、複雑な「数式や化学式」を正しく表現できません。印刷と比較すると非常に劣ります。まだ、電子書籍では出版が困難といえます。

Q: 電子書籍を販売するサイトはたくさん在るようですが、何故KDPを薦めるのですか?
A: Amazonの機能が極めて多様で優れていること。販売エリアが世界であること。AmazonのKindle書籍売り場で「商業作品」とまったく同じ条件で自分の本を購入希望者に見てもらうことができることなどがあります。Kindleストアはプロもアマチュアの本も区別なく並びます。KDPで出版社を経由することなく自作を通常の「本」として出版ができ、「作家となれる」のです。

Q: KDPで出版したときの消費税の扱いはどうなってるの?
A: 2015年10月1日より消費税が課されることになりました。下記にAmazon.co.jpからの発表を転載いたします。
件名 - お知らせ: 2015 年 10 月 1 日より日本の消費税が適用開始
Kindle ダイレクト・パブリッシングをご利用いただきありがとうございます。

以前にお伝えしましたとおり、2015 年 10 月 1 日より、日本在住の読者に販売されるすべての電子書籍に 8% の消費税が適用されます。出版者様に特にお手続きしていただくことはありませんが、現在出版者様が KDP で出版されている本にはこの変更の影響を受ける可能性があるものが含まれていますので、お知らせいたします。

既存の KDP 本に対する 1 回限りの調整
10 月 1 日より、Amazon.co.jp 向けの希望小売価格の設定が税込み価格となり、販売時点の希望小売価格のうち、8% 部分が消費税とみなされることになります。たとえば、これまで Amazon.co.jp 向けの希望小売価格を 1,250 円に設定していた場合は、この 1,250 円がそのまま新しい税込みの希望小売価格となります。この価格から消費税が差し引かれるため、出版者様へ支払われるロイヤリティは、税抜き後の金額 1,157.4 円に基づいて計算されることになります。なお、出版者様は、いつでも KDP 利用規約の条項に従い希望小売価格を変更することが可能です。

最小および最大希望小売価格
35% および 70% のロイヤリティ プランの最小および最大希望小売価格も、今後は税込みとなります。これまでの 35% のロイヤリティ プランの最小および最大希望小売価格は、それぞれ 99 円と 20,000 円でした。今回の変更により、35% のロイヤリティ プランの新しい最小および最大希望小売価格は、税込みでそれぞれ 99 円と 20,000 円になります (税抜きではそれぞれ 91.67 円と 18,518.52 円になります)。同様に、これまでの 70% のロイヤリティ プランの最小および最大希望小売価格は、それぞれ 250 円と 1,250 円でした。今回の変更により、70% のロイヤリティ プランの新しい最小および最大希望小売価格は、税込みでそれぞれ 250 円と 1,250 円になります (税抜きではそれぞれ 231.48 円と 1,157.41 円になります)。

Amazon.co.jp 向けの希望小売価格の設定
10 月 1 日より、読者向けの希望小売価格を税金額の計算なしに手軽に設定できるようにするために、出版者様は、日本向けの希望小売価格を消費税込みの金額で設定することになります。この変更に伴い、KDP の価格設定グリッドが更新され、税込みの希望小売価格を設定できるようになります。価格設定ページでは、出版者様がロイヤリティを計算する際の参考になるように、希望小売価格から消費税を抜いた金額も表示されます。日本向けの希望小売価格を米国向けの希望小売価格から自動的に算出するよう設定されている場合は、Amazon にて米国向け希望小売価格を日本円に換算し、それを税込みの希望小売価格といたします。

この変更の詳細については、KDP のヘルプ ページをご覧ください。

お客様により満足していただけるサービスをご提供できるように努めてまいります。 今後とも KDP をよろしくお願いいたします。
Kindle ダイレクト・パブリッシング チーム

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